代表的なヴァレー州ツェルマットのスイス伝統料理。
● レシュティ
ジャガイモの細切りをフライパンで炒め、パンケーキのような形にして表面がカリカリになるまでこんがりと焼いたもの。目玉焼きやチーズを上にのせたり、ベーコンや玉葱を混ぜたりなどバリエーションもいろいろ。
● ケーゼシュニッテ
パンを白ワインに浸しチーズをのせ、オーブンで焼いたもの。チーズトーストのイメージ。目玉焼きやピクルス添える場合もあります。
● ラクレット
直径40センチもある大型のハードチーズ「ラクレット」を半分に切り、切り口が溶けたらトロトロのチーズをそぎ落として皿にのせ、茹でたジャガイモにからめて食べる料理。つけ合わせとしてピクルスやパールオニオンが定番。
● チーズフォンデュ
鍋に2~3種類のチーズを白ワインで溶かし,細長いフォークの先に小さくちぎったパンを刺し、からめて食べる料理。チーズの消化を助けるので、白ワインとともに食すのが一般的。
(他には、サイコロ型の肉を油につけて揚げる「フォンデュ・ブルギニョンFondue Bourguignonne」というオイルフォンデユや、鍋に熱したスープの中に牛や豚などの薄切り肉をさっとくぐらせて食べるスイス風のシャブシャブのような「フォンデュ・シノワーズFondue Chinoise」等、フォンデュ用の鍋を使うバリエーションは他にもあります。
● ブラートヴルスト
豚肉や牛肉のミンチ肉でつくった大きなソーセージ。付け合わせとしては、フライドポテトやレシュティが定番です。
● トロッケンフライシュ
薄くスライスした乾燥肉の盛り合わせ。スパイスなどを配合し漬け込んだ牛肉の塊を乾燥させた山岳地方に伝わる保存食のひとつ。トロッケン(乾燥)フライシュ(肉)というドイツ語。
※山小屋ではクレジットカードが使えない場所もあるので、念のため現金も用意することをおすすめします。